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カジノゲート

カジノ法案、カジノ候補地、カジノ参入企業情報、初心者向けのカジノゲーム解説、カジノ用語などのカジノ関連ニュースを掲載。

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「金」の自販機が登場!

金の自動販売機

金の自動販売機設置・運営会社のアジア・ゴールドATMは、シンガポールに「SMART Gold ATM」という金地金の自動販売機を、2014年9月24日に設置した。
日本経済新聞などが26日付で報じた。

設置場所はカジノ総合リゾートのマリーナ・ベイ・サンズとリゾート・ワールド・セントーサ。
シンガポールの象徴であるマーライオンの像を刻印した1グラムの地金などを含む、1~20グラムの金地金や金貨を購入することができる。
24純金製で、価格帯はおよそ60ドル~1500ドル(約6500円~16万円)

支払いは、現金かクレジットカード、または携帯端末による決済で釣銭は出ない。
販売価格は一定時間ごとに更新する。
なお金の自販機は、アラブ首長国連邦(UAE)、英国、米国に次ぎ3か国目で、アジアでの設置は初めてとされる。
購入時には、英語、中国語、ドイツ語、ロシア語、アラビア語のいずれかを画面に表示できる。
金が好きな中国人など外国人観光客の、シンガポールみやげといった利用を想定しているという。
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カジノ:ニューヨークタイムズ

カジノ:ニューヨーク
ニューヨーク州でカジノが続々オープン
昨年の11月にニューヨーク州で行なわれた住民投票で、既存の9つのギャンブル施設に加え、新たに7つのカジノの建設が承認された。
こうした状況はニューヨーク州に限ったことではなく、近年、ほかの23州でも、アメリカ先住民の経営するカジノとは違う、商業的ギャンブル施設が合法化され認可されている。

2004年以降、26のカジノがオープンし、さらに少なくとも現在12の施設を開発中という、カジノ密集地帯の北東および中部大西洋沿岸地域では、ほとんどの成人が、車で少し走ればカジノがあるという場所に住んでいる。

当然のことながら、人々の住んでいる地域からカジノが近くなればなるほど、そこでギャンブルをする人の数は増える。
産業が廃れた都市やさびれたリゾート地、そして都市中心部へとカジノが広がっていく状況に伴い、低所得層のあいだでギャンブルをする人の割合が増えている。

米国経済の二重構造化が進む中、カジノ業界のリーダーたちは、利益を上げる対象を富裕層だけに絞る必要はないということに気がついた。
少額・短期・無担保融資、購入選択権付き商店、サブプライム・クレジットカード、自動車の所有権を担保とする融資、税還付見越融資などは、どれも低所得者層から高い利益を搾り取るために発達してきたものだ。
新たに制定された州認可のカジノも、同様の手法によるものである。

ギャンブラーを定着させるためのストッロマシン
バッファロー大学およびニューヨーク州立大学バッファロー校の研究チームの調査は、カジノのギャンブルが低所得層のアメリカ人に搾取的影響を及ぼしてることを示す新たな証拠を明らかにした。
一例として、低所得層のあいだで、カジノでギャンブルをおこなう人の割合とカジノに行く頻度が上がっていることが判明した。

その第一の要因として、カジノに行きやすくなったことが挙げられる。
一ヵ所、または複数のカジノから10マイル(=16キロ)以内に住んでいる場合、過度なギャンブルによる問題の発生率が2倍以上になる。

第二に、スロットマシンの便宜さである。
近年、ギャンブルをする女性や高齢者が増えているが、その理由のひとつは、スキルの要らないスロットマシンでのギャンブルを好むことが要因である。
カジノの手法は、一回行くごとに少額でできる賭けをたくさんさせて、1ヵ月、もしくは1週間のあいだで数回カジノに行くよう仕向け、何年間もこのパターンで低所得者のギャンブラーに継続させるように仕組んでいる。
これを実践するうえでスロットマシンは鍵となるのだ。
ストッロマシン
地域のカジノのほとんどは、基本的にストッロマシンのゲーム場だ。
最近のスロットマシンは高度にコンピュータ化されており、継続的、かつ、反復的に賭けができるようにプログラムされている。
ハイテクの専門家は、ギャンブラーができる限りの速さでコンソールボタンを押すことで、一度に複数の賭けができるようマシンをプログラムしている。

カネを搾り取る工夫
マサチューセッツ工科大学の人類学者で、ギャンブルの機械設計に関してもっとも権威のある本を書いたナターシャ・ダウ・シュールは、ギャンブラーたちは没頭すると、勝つことよりも、ゲームを続けることに関心が向くようになると記している。

スロットマシンはペニー(1円)単位からの賭けができ、それが少額の賭けをする人にとって魅力のひとつとなっている。
しかしペニー単位の賭けでも、スピンごとに複数のラインにペニーを何百回も置けば、多額の損失を生みかねない。

しかし、カジノ側の目標は、ギャンブラーを一度で一文無しにさせることではなく、彼らのマシンの前にいる時間を長引かせることだ。
ストッロマシンのリズムやテンポ、音響効果を巧みに管理し、少しずつ負けは増えていくが、たまに少額の勝ちを与えるという手法でこの目標を達成するのだ。

このコンピュータ化された「スリ」がカネを搾り取る方法のひとつは、「ニアミス」を作り出すことだ。
これは、機械の上でスピンするマークが、勝ちになる支払いラインのわずか上か下で止まるもので、「あ~、残念。もうちょっとで勝ちだった」と思わせることで、さらにゲーム続けるよう促すのだ。

カジノの被害は最低所得層に甚大
第2の目標は、ギャンブラーがより頻繁に、そして長期にわたってカジノを訪れるようにすることだ。
お客様ご愛顧カードや、その他のマーケティング・プログラムを通して、カジノは膨大な量の顧客情報を収集する。
そうした情報を使い、ギャンブラーが長期にわたって頻繁にカジノを訪れるというパターンを定着させるための、顧客仕様の戦略を策定することができるのだ。

さらにカジノは、顧客がもたらす利益と「予測生涯価値」に関する情報も収集する。
この情報から、どのくらいの割合の顧客が、所得分布の中央値以下の人であるか、そして、それら低所得層が、収入のどのくらいの割合をギャンブルで失っているかを算出できるはずだ。
また、低所得層のギャンブラーを対象とする地域カジノが、各々の地元の所得格差にどのくらい影響を与えているかも分かるだろう。

しかしカジノ側は、こうした情報をもちろん公開しないし、ギャンブラーの負けた賭けからもたらされる収益が分配される州も、自分たちの商業のパートナーには開示を迫ったりはしない。そのため、カジノがおよぼすインパクトに関して、おおやけにされる限られたデータは、すべて外部の情報源から収集されたものだ。

2000年にバッファローのグループが実施した、成人を対象とする大規模な調査では、カジノに行く社会経済的地位の低いグループ、および少数民族グループは、その他の人々よりも、金銭的な問題を含んだギャンブルに関連する問題を多く抱えていることが明らかにされた。
このことは、これらの所得の低い人々がギャンブルでお金を失う割合のほうが、より所得の高い層よりも大きいことを示唆している。

15種類の合法的ギャンブルを調べた結果、研究者たちは驚くべき結論に至った。
カジノは最低所得層の人々に、他のギャンブルよりもはるかに大きな害を及ぼしたということだ。

現代ビジネス ニューヨークタイムズ・セレクションより

シンガポール・カジノ

シンガポールのカジノは、なぜ成功したのか

マリーナベイサンズ
マリーナベイサンズ
リゾートワールドセントーサ
セントーサ

2施設で年間営業利益が2000億円に
今では統合リゾート(IR)が最大の観光スポットになっているシンガポールですが、我が国と同様、カジノ解禁への歴史は長いものでした。
1985年、2002年とカジノ開設の政治議論が盛り上がりましたが、それぞれ当時の有力者により却下された経緯があります。

2004年にはシンガポール通商産業省がカジノ開設を改めて提案し、2005年にカジノ合法化が閣議決定されました。
方針変更の大きな理由は、アジアにおける都市間競争が激化する中、シンガポールの地位が相対的に低下する懸念が台頭したことです。
とくに、中国経済の台頭、マカオにおけるカジノ観光産業の飛躍は大きな脅威と映りました。

そうした中、「建国の父」であり、依然として強い政治力を持つリー・クアンユー氏がカジノ反対の立場を撤回。
2011年に2つの統合リゾート(IR)が開業しました。

カジノタウン「マカオ」

ザ・ベネチアン・マカオ(The Venetian Macao)
ザ・ベネチアン・マカオ

初心者にもぴったりなカジノタウン「マカオ」でひと勝負!
トリポート(TRiPORT)から

思い立ったが旅日和! TRiPORTライターの林です。
以前、世界のカジノを紹介しましたが、地域によってはなかなかハードルの高いところも多いですよね。
また豊かな自然や歴史的遺産の観光をしているとカジノで長い時間を使えないよ、なんて人もいるはず。
そこで、今回は手軽にカジノを楽しめる「マカオ」をご紹介します!

マカオってどんなところ?
日本からマカオへ行くには、下記の2つのパターンが多いのではないでしょうか。
日本からは香港へ飛び、そこからフェリーで移動する(所要時間:約7~8時間)
マカオ航空の直行便で飛ぶ(飛行時間:約5時間半)
日本からは比較的近く、週末海外にも取り上げられやすいマカオ。
香港から約64kmという場所にあり、「香港・マカオ」という組み合わせで見かけることも多いかもしれません。
マカオは中国大陸本土南海岸に突き出たマカオ半島と、沖合いの島から構成されています。
もともとタイパ島とコロアネ島という二つの島であったのですが、島の間は埋め立てられてコタイと呼ぶ地域となり、全体がひとつの島のようになっています。

マカオのカジノの特徴は?

1. 入場無料、24時間営業
2. ドレスコードがほぼなく、ラフな格好でも入場しやすい
3. 21歳未満は入場できない
4. カジノ内での写真撮影はNG
5. カジノからフェリー乗り場までなど、無料のバスがあることが多い

マカオカジノの特徴として注目したいのは2番。
カジノと聞くと、ラスベガスに集うセレブたちに代表される高級感ただようイメージが強いも多いかと思います。
もちろんそういった場所には旅行者はふらっと立ち寄りづらかったりもします。
しかし、マカオは違います。
地元の人々や観光客に非常にオープンで、とても親しみやすい雰囲気があります。
「正装を持っていない!」と慌てることもなく、基本的には普段着で気軽に楽しむことができます。
現在、マカオには30軒ほどのカジノが存在しています。
実際に街を歩いていると、かなりの場所でカジノを見つけることができるはずです。
ただ、これだけたくさんあるとどこに行けばいいのか迷ってしまうかもしれません。
そこで、5軒のカジノをピックアップしてみます!

マカオでおすすめのカジノ5軒
1. ホテルリスボア
「深夜特急」にも登場する、マカオの代表的なカジノ
ホテルとしても非常に有名
新しいカジノも多い中、老舗であり歴史的な雰囲気

2. ザ・ベネチアン・マカオ
ガイドブックにも大きく載る、有名カジノ
名前の通り、ベネチアをモデルに建設されたリゾートホテルがある
300店舗以上ものショッピングモールやレストランを併設している

3. マカオ・ポンテ・16
街中にあるカジノで、観光客というよりも現地住民が多い
マイケル・ジャクソンの衣装などが展示されている「MJミュージアム」がある
ネオンが輝く外観ではなく、比較的おとなしい印象

4. グランド・リスボア
高層タワー型の巨大カジノ
「新葡京」というネオンが目印
ラスベガス式のショーを無料で見ることができる

5. サンズ・マカオ
マカオ初のラスベガス資本のカジノ
リゾート型で
テーブルの数が世界一

これらはマカオでも有名なカジノたちなので、本格的にトライしたい人はもちろん、観光がてらに行ってみるのもアリです。
また、場所によっては近くにいくつも建っていることもあるので、複数をはしごすることもできます。
雰囲気や遊べるボード数など、お気に入りのカジノを自分の足で回って探せるのも大きな魅力です。

マカオでおススメのゲームとは
カジュアルに遊べるカジノタウンのマカオ。
そんなマカオで挑戦するなら、大小とバカラに決まりです!

カジノビギナーにもぴったり!「大小」
ゲームの流れ
1. 3つのサイコロの出目の合計数が大(11~17)か、小(4~10)を予想する
2. かけ方は複数あり、それを示すボードの該当マスにチップを置く
3. ディーラーがサイコロにふたをして振り、目を出す
4. かけたマスの通りの目が出たら、それに応じた配当金がもらえる(外れたらチップは没収)

マカオで非常に人気のゲームで、基本的にはどのカジノにもあると思って問題ありません。
初めてのテーブルゲームであれば、おすすめはこの大小! とにかくルールが簡単です。

「3つのサイコロの和が偶数か奇数か」など、確立が2分の1のかけ方もあり(実は3つともゾロ目という例外もありますが)、いきなり大きく賭けはじめるのは不安という人にもぴったり。
マスによっては、掛け金の36倍や100倍以上になって戻ってくることもあり、少しずつカジノに慣れていきたい人にも、博打らしく大きく出たい人も楽しめるゲームです。

マカオで大人気のゲーム「バカラ」
ゲームの流れ
1. 結果を「プレイヤー・バンカー・引き分け」のいずれかに予想し、指定箇所にチップを置く
2. プレイヤーとバンカーに2枚のカードが配られ、掛け金の多い人によってめくられる (2-2.カードの合計数により、もう1枚配られることもある)
3. プレイヤーとバンカーのカードの数字の和の下一桁を見て、より9に近いほうに賭けていれば勝ち

マカオカジノで最も人気のゲームではないでしょうか。
他国と異なり、マカオのカジノのテーブルゲームのかなりの割合を占めています。
ディーラーと客がそれぞれに対決するのではなく、別に「プレイヤー」と「バンカー」の2人を立て、その2人の勝負の行方に対し皆が賭けていくことになります。
バカラの魅力は、結果がじわじわ分かってくるところ。
掛け金の多い人がカードをめくっていく動きをスクイーズ(絞る)と呼び、パッと適当にひっくり返すのではなく、勝ちに願いをこめながらじわじわとめくっていくのです。
白熱しているゲームであればあるほど、あちらこちらから感嘆や落胆の叫びが聞こえてくることもあり、カジノの醍醐味を感じることができます。

今後変わるかもしれませんが、現在日本では違法のカジノ。
フランクにカジノを楽しむなら、マカオがお勧めです。
ヘンにかしこまらず、地元の人たちと一緒にテーブルを囲う体験は想像以上に楽しいものです。

土地柄もあって中国大陸からくる観光客の数も多いマカオでは、言語でのコミュニケーションは取りづらいことも多いですが、そんな場所だからこそ、あの独特の雰囲気に浸ることができるのかもしれません。
旅の醍醐味は非日常な体験や感覚。
これらを気軽に体験できるマカオのカジノへ行ってみてはいかがですか?
それではみなさん、Bon voyage!

カジノ女王の心配事【マカオ】

マカオがスイスを抜いて世界第4位に
世界銀行が発表した2013年の1人当たりの域内総生産で、米CNN電子版は人口55万人余のマカオに注目する。
中国の特別行政区が、ルクセンブルク、ノルウェー、カタールに次ぐ富裕な地域になったのだ。

もちろん、マカオの経済成長はカジノ産業のおかげ。
何せ、昨年の総収益は450億ドル(約4兆5450億円)。
65億ドル(約6565億円)の米国ラスベガスの7倍に上る。
ところが今年6月の収益は、ここ5年で初めて下落した。
専門家は、サッカー・ワールドカップを対象にしたインターネットの賭けに、カジノの客が流れたと分析しているそうだ。

一方、米ブルームバーグ電子版は「中国人の海外旅行先が増え、相対的にマカオが魅力を失う」というMGMチャイナ・ホールディングスのパンジー・ホ共同会長の見方を紹介した。
長年マカオのカジノ事業を独占してきた父を継ぎ「カジノの女王」と呼ばれる人。

日本でも各地で「カジノ特区」の動きがあるが、十分な調査が必要だろう。
西日本新聞

シンガポールが実行する自国民へのカジノ制限とは

シンガポール、カジノ

昨年の年末に、自民党、日本維新の会、生活の党の3党が共同で国会に提出したのがIR推進法案だ。
IRとは複合的な施設を意味し、カジノをはじめホテル、レストラン、ショッピングセンター、劇場ホールなどを合わせて設置する。
またビジネスでの使用を目的に、見本品を並べることのできる広い展示場と会議室も用意し、海外からの顧客との商談も可能だ。
複合的に様々な施設が組み合わさることで多目的なニーズの受け皿となり、買い物客や観光客の増加に効果を発揮する。
カジノを含むIRを地域に誘致することで、地域産業の活性化や雇用の創出も期待される。
しかし、高い経済効果がもたらされる反面、ギャンブル依存症などの社会的悪影響を不安視する見方も広がっている。

今年5月に安倍首相が視察したシンガポールのカジノは、2010年に設置されたばかりだ。
それからわずか3年間で、外国人観光客は6割増え、観光収入は8割増にもなっている。
日本でも政府内でカジノがもたらす経済効果に高い関心が寄せられており、カジノ施設設置に向けて積極的な議論が交わされている。
一部では、日本国内にカジノ施設を数カ所に設ければ、およそ5兆円の経済効果が生まれると予想されている。

日本が見習おうとしているシンガポールのカジノだが、自国民のカジノ入場については厳しく制限している。
生活保護の受給者や破産申告者は入場ができない。
また、ギャンブル依存による相談にも応じていて、本人や家族の申請を受けて入場禁止という措置をとっている。
さらに公的援助を受けている低所得者や失業者、公営住宅に住む者のうち賃貸料を半年以上滞納している者などにも、カジノの禁止を申し渡している。
外国人は無料で利用できるのに対し、シンガポール人であれば毎回100シンガポールドルを支払わねばならない。
開業当初には住宅街とカジノ施設を無料シャトルバスが走行していたが、これもしばらくの後、廃止されている。
国民のカジノ利用を抑える方策が、国主導で行われているようだ。
日本でもこのような対策について、十分な議論が必要と思われる。
Economic News から

カジノリゾート開発本格化 豪州など、中国人旅行客取り込み

アジア・太平洋地域の各国で、カジノリゾートの開発に向けた動きが本格化している。
世界最大規模のマカオのカジノビジネスが中国当局の規制強化で暗礁に乗り上げる中、投資家や開発業者らはオーストラリア、フィリピン、日本などでの新規リゾート建設を画策。
中国本土からの旅行客をいかに多く呼び込めるかを念頭に置き、事業の足がかりをつかみたい考えだ。

◆マカオに匹敵
かつて多くのヒッピーたちが訪れた豪州北東部の都市、ケアンズ。
今でもバックパッカーやダイバーに人気の場所だが、香港で不動産開発を手掛けるトニー・ファン氏によれば、同市は2019年までにマカオに匹敵するカジノの中心地になるという。
ファン氏はケアンズの北にあるかつてのサトウキビ農場を81億5000万豪ドル(約7813億円)規模のカジノリゾートに生まれ変わらせようとしている。
計画に対する暫定的な認可はすでに当局から取得済みだ。

18年後半までに第1期の完成へとこぎつけることが目標で、最終的には人工ラグーンを取り囲む7500室のホテルを建設する予定。
18コースのゴルフ場や親水公園も併設するという。
実現すればこの地域のホテル収容能力はこれまでの3倍近くとなり、シンガポールにあるカジノリゾート2つを合わせたよりも大きくなる。

ファン氏の息子でグレート・バリア・リーフ社の開発会社、アクイス・リゾートの最高経営責任者(CEO)を務めるジャスティン氏は、先ごろ電話取材に応え「ケアンズが世界的な観光地になれると強く確信している。
ここは西側の都市としては地理的に中国に最も近い」と、カジノリゾート成功の鍵となる中国人旅行者の取り込みに自信をのぞかせた。

とはいえファン氏の事業は、アジアを舞台にした激しい競争にさらされている。
規制の厳しいマカオからの撤退を余儀なくされた投資家らがスリランカ、韓国、フィリピン、日本といった国々での新たなカジノリゾート建設をもくろんでいるからだ。
450億ドル(約4兆5927億円)規模のマカオのカジノ市場で、当局から運営許可を与えられている企業は現時点で6社にとどまる。

中国人の海外旅行支出総額は13年に前年比26%増の1290億米ドルに達した。
同国はすでに海外旅行支出で世界の首位に立つ。
中国人旅行者による13年の豪州での支出は48億豪ドルだったが、これは上記の支出総額の4%に満たない水準だ。

豪州のカジノ業界にとって、アジア各地のカジノリゾートやオンラインカジノとの競争を勝ち抜くのは至難の業といえる。
調査会社、IBISワールドは昨年11月の報告書で、豪州のカジノ収益伸び率は、19年までの5年間で1年当たり2.9%と試算。
過去5年間の同3.6%から低下するとの厳しい観測だ。

◆新たな基幹産業に
豪州国内のギャンブル産業でも、カジノ市場はパブでのスロットマシンやスポーツ賭博、宝くじなどに押され気味。
10年の政府の報告によると、同年にカジノが計上した収入は35億豪ドルで、ギャンブル部門全体の18%にとどまった。
それでも資源採掘に代わる新たな基幹産業として、カジノにかかる期待は大きい。
ケアンズのあるクイーンズランド州の政府は、アジアからの観光客向けのカジノリゾート開発について新たに3件を承認する計画だ。

石炭価格の低下に伴い、州政府が収入として計上する鉱区使用料は17年6月までに少なくとも3億2400万豪ドル減少するとみられている。
【SankeiBiz】

カジノ売上、VIPから平場へのシフト鮮明【マカオ】

マカオ政府博彩監察協調局は4月16日、今年(2014年)第1四半期のゲーミング統計を発表。
カジノゲーミングによる売上は1,020億パタカ(日本円換算:約1.3兆円)に達し、そのうちVIPカジノからの収入が全体の63%を占める650億パタカだった。
VIPカジノの占める割合は2005年と同水準となる。
また、ゲーミングテーブル総数は5,700台で、直前期から50台減。

カジノ以外のゲーミング売上では、ドッグレースが21%減の3,600万パタカ(約4.6億円)、競馬が15%減の1.02億パタカ(約13億円)、サッカーくじが13%増の1.15億パタカ(約14.7億円)、バスケットボールくじが19%増の3,700万パタカ(4.7億円)となり、カジノを含むゲーミング総売上は前年同期比19.7%増の1,024.9億パタカ(約1.3兆円)。

VIPカジノの売上がカジノゲーミング売上全体に占める割合は2011年に73%となった後、12年に69%、13年に66%と下落を続けており、14年第1季は63%で05年と同水準となる。
VIPゲーミングに取って代わり、平場のマスゲーミングバカラの売上が年々同期比42%の急上昇となる284億パタカ(約3,626億円)を記録している。
2014年第1季のVIPバカラとマスゲーミングバカラの売上は合計934億パタカ(約1.2兆円)となり、カジノゲーミング売上全体の91.5%を占め、史上最高。

マカオのカジノ売上は過去最高を更新し続けており、中国本土の新興中産階級の誘致に成功している点が挙げられる。
2012年以来、各カジノでは平場カジノの最低ベット金額を上げているが、こうした新規客に支えられる形でカジノ売上が全く下落していない。
マカオ新聞

韓国永宗島、カジノ市場の外資開放へ前進

永宗島が韓国の「マカオ」に
外資系のリッポー&シーザーズコンソーシアム(LOCZコリア)が仁川・永宗島における外国人専用カジノ業の認可事前審査を通過した。
韓国カジノ市場の外国企業への開放に向けた大きな一歩として、永宗島が韓国版「マカオ」になると熱い注目を集めている。
アジアの経済情報を配信するNNAが伝えた。

【LOCZコリアの永宗島への投資概要】
事業名 :リッポー&シーザーズ仁川複合リゾート
事業期間:2014年~2018年(1段階)
面 積 :4万2,455平方メートル
総面積 :8万9,172平方メートル
事業費 :7,437億ウォン(23年迄、総2兆3,000億ウォン)
主要施設:ホテル・カジノ・劇場・産業施設・コンベンションなど
オープン:2018年4月

LOCZコリアは、カジノグループ世界最大手の米シーザーズエンターテインメントとインドネシア系・力宝集団(リッポーグループ)の合弁会社。
外国人専用カジノの広さは7700平方メートルで、ホテルやショッピングモールなどからなる複合リゾートの面積全体の5%に相当し、完成すれば外国人専用カジノとしては世界最大級となる。
韓国政府がカジノ市場の外資への開放に踏み切る狙いは、外貨獲得による経済活性化だ。
2018年までの工事期間中に約8000人分の雇用創出効果、完成後は約2100人分の直接雇用創出効果を見込む。
さらに、オープンから10年後の27年の売上高を6800億ウォンと予想。
その場合の直接税収効果は1270億ウォンに上るとした。

ターゲットは韓国カジノ入場客の半数近くを占める中国人観光客だ。
日本がカジノを合法化した場合、中国人観光客を奪われるとの観測も外資への開放を後押しした模様。
今回の政府判断は日系にも追い風になるとみられている。
ユニバーサルエンターテインメントの韓国法人「オカダホールディングスコリア」やパラダイスグループとセガサミーホールディングスの合弁会社「パラダイスセガサミー」が推進す永宗島でのカジノリゾート建設事業にも弾みがつきそうだ。
韓国版「マカオ」、永宗島の誕生が、アジアのカジノ市場の勢力図をどう書き換えるか、関心が集まっている。

【ロシア】クリミア半島でカジノ場建設へ=政府筋

ロシアの政府高官によると、ロシアに編入されたウクライナ南部クリミア自治共和国の持続可能な財政システムを維持するため、ロシア政府がクリミアでカジノ場の建設を計画しているという。

同高官は、今月21日に開催された政府会合で建設計画が議論されたと説明。
ドミトリー・コザク副首相もこの会合に参加したという。
カジノ場の採算や建設地などを含めた詳細は4月15日までに公表される見通しだ。

ロシア政府は年内、クリミア政府に対して計28億米ドル(約2856億円)の緊急支援を約束した。
また、クリミアの経済を支えるには年1000億-1300億ルーブル(約2870億-3731億円)が必要。
年金や給与水準をロシアと同水準に引き上げる場合、年間少なくとも2600億ルーブルの予算が必要と試算されている。
なお、今年のクリミアの財政赤字は550億ルーブルになると予測されている。
ロシア政府はクリミアの自立を支援する目的でカジノ構想を打ち出したとみられている。
カジノ場はロシア政府が計画している自由貿易区の中で整備される見通しだ。

Kabutan
        
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