マカオがスイスを抜いて世界第4位に世界銀行が発表した2013年の1人当たりの域内総生産で、米CNN電子版は人口55万人余のマカオに注目する。
中国の特別行政区が、ルクセンブルク、ノルウェー、カタールに次ぐ富裕な地域になったのだ。
もちろん、
マカオの経済成長はカジノ産業のおかげ。何せ、昨年の総収益は450億ドル(約4兆5450億円)。
65億ドル(約6565億円)の米国ラスベガスの7倍に上る。
ところが今年6月の収益は、ここ5年で初めて下落した。
専門家は、サッカー・ワールドカップを対象にしたインターネットの賭けに、カジノの客が流れたと分析しているそうだ。
一方、米ブルームバーグ電子版は「中国人の海外旅行先が増え、相対的にマカオが魅力を失う」というMGMチャイナ・ホールディングスのパンジー・ホ共同会長の見方を紹介した。
長年マカオのカジノ事業を独占してきた父を継ぎ「カジノの女王」と呼ばれる人。
日本でも各地で「カジノ特区」の動きがあるが、十分な調査が必要だろう。
西日本新聞
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