SJMのコタイプロジェクト、「リスボアパレス」起工、投資額は300億SJM（澳門博彩）は、コタイ地区のカジノリゾートプロジェクト「リスボアパレス（上葡京）」を、2月13日に正式に起工した。
2017年の開業を予定している。
「リスボアパレス（上葡京）」はマカオドーム（澳門蛋）のすぐ隣に位置し、総投資額は約300億香港ドル（約3,937億円）となる。
敷地面積は7万468平方メートルで、その9割以上が非カジノ施設となり、総客室数2,000室の3軒のホテル、ショッピングモール、ウェディング場、多目的シアターなどが建設される。
また、2,7万平方メートルのカジノエリアを設けて、約700台のカジノテーブルと1,200台のスロットマシンが設置される見込み。
全プロジェクトで約8,000人を雇用する。
全プロジェクトの総床面積は521,435平方メートル、駐車場面積は77,158平方メートル、緑化庭園面積は37,386平方メートルに及ぶ。
「リスボアパレス（上葡京）」が起工したことで、カジノ企業のコタイプロジェクトがすべて出揃うことになる。
建設予定の3軒のホテルは、客室数1,450室以上の「リスボアパレス（上葡京）ホテル」、客室数約270室の「マカオ・パラッツォ・ベルサーチ（Macau Palazzo Versace）ホテル」、及び客室数約270室のもう1軒のファッションブランドの豪華ホテル（詳細は未定）である。
また、ミシュランの星を持つレストランがたくさん入る。
SJM（澳門博彩）は「リスボアパレス（上葡京）」プロジェクトの起工式典を、13日の午後、コタイ地区の所在地で開催した。
マカオ経済財政司の譚伯源司長、中聯弁経済部の王新東部長、マカオ工務局の賈利安局長、SJM董事局の蘇樹輝主席、SJMの梁安琪常務董事、及びSJMの呉志誠董事兼営運総裁等が臨席した。
新プロジェクトの総投資の約300億香港ドル（約3,937億円）は、以前公表していた250億香港ドル（約3,280億円）より高くなった。
その原因は、この1年の物価や賃金上昇、プロジェクトの1平方メートル当たりの建築費（約6万香港ドル（約79万円））の上昇などである。
超6ツ星のベルサーチホテルが含まれていることを考慮すると、最新予算の300億香港ドルは合理的な水準であるという。
また、公表されているアニュアルレポートによると、グループのキャッシュフローは200数億香港ドルで、毎年のキャッシュフローは70～80億香港ドル（約919～1,050億円）程度あり、資金調達の問題はないと言う。
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