今国会にカジノ基本法案が提出されることで、「日本のカジノ」がいっそう加速する可能性はある。
フジテレビも「特区事業準備室」の存在をHPの採用ページで明かしている。
しかし、いざ入場してもカジノで遊べなければ意味がない。
中ではいくらぐらい使うことになるのか。
カジノには、大きく分けてトランプなどを使ったテーブルゲームと、スロットやコンピュータゲームに分けられるが、花形はなんといってもテーブルゲームだ。
カジノ収益の8割を占めるともいわれる一番人気のバカラ(バンカーとプレイヤーに配られるカードの合計数の下1桁が9に近い方が勝ちで、どちらが勝つのかを予想して賭けるゲーム)をはじめ、ブラックジャック(トランプのカードの合計数が21を超えないように、ディーラーとプレイヤーが高い点数を競うゲーム)、ポーカーやルーレットなどが主流である。
シンガポールのリゾートワールドセントーサによく行く常連客はいう。
スロットマシーンなら日本円で100円、ルーレットでも1000円程度から賭けることができるが、カジノの醍醐味であるカードものには、やはり相応のカネがかかる。
ブラックジャックのミニマムベット(最低賭け金)は50シンガポールドル(約4000円)から。
バカラも同程度。それなりに遊ぼうとすると、最低でも3万円以上は使うことになる。
私の成績はトントンです(笑い)
ちなみにマカオのブラックジャックのミニマムベットは、100~200香港ドル(約1200~2400円)。
ラスベガスなどは地区によっては1ドルから賭けられるカジノもある。
このような点からも、シンガポールのカジノがギャンブラーよりも観光客を主とした「富裕層向け」ということが窺える。
日本も同様ということになれば、パチンコや競馬感覚というわけにはいかないようだ。
NEWSポストセブン※週刊ポスト2013年11月29日号
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