維新が「広域政策」概要 大阪都構想大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)は15日、大阪都構想が実現した場合の目標政策集「大阪広域マニフェスト」の概要版を発表した。
万博やカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を掲げ、経済成長と国際的なエンターテインメント都市を目指す内容。
住民の意見を踏まえ、9月に完成版を取りまとめる。
このマニフェストと既に発表した大阪市を再編してつくる五つの特別区に関する街づくりプラン、さらに府議と市議らによる法定協議会で完成させた都構想の設計図に当たる協定書の計3点を示し、来年4月の住民投票に臨みたい考え。
今回発表した広域マニフェストは、2025年の万博誘致のほかIR設置をてこに国内外の観光客を呼び込むとしている。人とモノの流れを良くするため、府内の鉄道4路線を整備し、高速道路「淀川左岸線」の建設に着手するとした。
財源については、大阪の経済成長やIR設置に関する税収増を見込んでいるほか、パチンコへの課税にも意欲を示す。
しかし万博とIRの誘致は不確定な要素があるほか、マニフェスト実現のための財政的な裏付けは示されていない。
【大阪日日新聞】
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