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カジノの米シーザーズ、2兆円の債務再編めぐり債権者と訴訟合戦

シーザーズ
シーザーズ

50を超えるカジノを運営する米シーザーズ・エンターテインメントとその債権者の一部が、財務問題を抱える同社の200億ドル(約2兆0500億円)を超える債務の再編をめぐり訴訟合戦となった。

同社を訴えたのは、同社のグループ会社の1つであるシーザーズ・エンターテインメント・オペレーティング・カンパニーの返済順位の低い債権者のグループ。
4日に、同社がグループ会社間で資産を移動させ、債権者から「良い資産」を取り立てられることを防ぐ一方で、残る部分の財務状況は悪化させたとの訴えを起こした。

一方、シーザーズも5日、これらの債権者が債務再編に介入することによってシーザーズ・エンターテインメント・オペレーティングを債務不履行(デフォルト)に追いやろうとしているとして提訴した。

今回の訴訟合戦は、2008年に米未公開株(PE)投資会社アポロ・グローバル・マネジメントとTPGキャピタルが約300億ドルのレバレッジド・バイアウト(LBO=買収先企業の資産を担保とした借り入れによる買収)で同社を非公開化して以来続く、異論の多い事業再編の新たな展開だ。
シーザーズはグループ会社を通じ、ラスベガスとニュージャージー州アトランティックシティーを拠点に全米でカジノを運営している。

 アナリストらは長く、シーザーズの債務は持続不可能だと指摘してきた。先の経済金融危機や、過去にラスベガスのライバル会社の一部を立ち直らせた中国・マカオで開業することに失敗したことに加え、多額の債務が会社を窮地に陥れている。

今回デラウェア州の衡平法裁判所に訴えた債権者らは計40億ドルの債権を保有している。
債権者の代理人は、会社側は全ての債務を返済できないと認識するや否や、債権者の請求を免れる目的でグループ内の企業に価値のある資産を移し始めたと主張している。

債権者の弁護士、ブルース・ベネット氏は、電子メールの声明で「今回の訴状は、(シーザーズが)過去数年にわたり数多くの資産移転を行い、既に悪化していた財務状況をさらに悪くし、債権者の権利を損なったことを示している」と述べた。

今回の債権者側の訴えは、契約違反や詐欺的資産移転、会社資産の無駄遣いなど9つの訴因から成っている。
被告には複数のシーザーズグループ会社と同社経営陣、アポロとTPGの経営陣が加えられている。

アポロにコメントを求めたが、連絡がつかなかった。一方、TPGはコメントを差し控えた。 

一方、シーザーズ側はニューヨーク州地裁に、返済順位の低い債券(ノート)とクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)を保有する投資家が、会社や他の債権者の利益を損なう形で自らの立場を有利にするよう動いていると訴えた。
さらに一部の債権者はシーザーズ・エンターテインメント・オペレーティングに対し根拠のないデフォルト通知を実施したとして、その損害賠償とデフォルト宣言の撤回を求めている。

同社が訴えたのはキャニオン・パートナーズ、オークツリー・キャピタル・マネジメント、アパルーサ・マネジメントなど。
また、特にエリオット・マネジメント・コープについては、このヘッジファンドが、シーザーズ・エンターテインメント・オペレーティングがデフォルトした場合はCDSなどで大きな利益が出るため、「同社が生き残るよりデフォルト転落させたいという隠された動機を持っている」と主張している。

これら4社にコメントを求めたが、現時点で返答はない。
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