【マレーシア ジョホール州ジョホールバル】
ベルジャヤ・グループは、買収したばかりの「ベルジャヤ・ウォーターフロント・ホテル」(旧ゾン・リージェンシー・ホテル)内にカジノを建設する方向で検討している模様だ。と華字紙「中国報」が報じた。
カジノの営業ライセンスを関係当局に申請しているという。
同ホテルはジョホール州ジョホールバルにある「ゾン」免税特区内にあり、ベルジャヤがショッピングモールの改装と共にカジノの建設も進めているという。
先ごろジョホール州スルタン(州王)のイブラヒム・イスマイル殿下が、クアラルンプールの複合ビル「ベルジャヤ・タイムズ・スクエア」を所有する同名企業(略称:BTSSB)の発行済み株式20%を、親会社のベルジャヤ・アセッツから2億5,000万リンギで取得する契約を交わしたと報じられた。
これに関連してベルジャヤがジョホール州に18エーカーの娯楽リゾートの開発を進めるとの情報が浮上した。
地理的にシンガポールにも近いため、カジノを中心とした娯楽センターとしての成長性が見込まれるという。
ジョホール州にカジノを建設するという構想は3年ほど前にすでに浮上しているが、ジョホール州は政治的・宗教的な反発の声を警戒して棚上げ状態となっていた。
ベルジャヤ・グループ

ベルジャヤ・グループは1984年にマレーシアで創業されたコングロマリットの1つである。
グループは主に不動産投資開発、宝くじ、金融、飲食業、旅行産業、ホテルやリゾートの開発運営を行っている。
グループの会長はビンセント・タン氏で、従業員17,000人以上を擁している。
PR