駐日ガーナ大使公邸を装って客にバカラ賭博をさせる違法カジノを営業したとして、警視庁保安課は、賭博開帳図利容疑で、実質的な経営者で東京都板橋区宮本町、山野井裕之容疑者(35)ら10人を逮捕した。
同課によると、山野井容疑者は「遊びに来ただけ」と容疑を否認し、他の9人は認めている。
店の従業員は「大使も来ていた」と証言。
同課はカジノに使うと知って部屋を提供したとみて、外務省経由で大使の任意聴取を求めている。
外交官はウィーン条約の外交特権で逮捕できないが、聴取に応じない場合は「好ましくない人物」(ペルソナ・ノン・グラータ)に指定して国外退去を要請する可能性もある。
逮捕容疑は5日夜、渋谷区道玄坂のビルの一室で、トランプを使ったバカラ賭博を客にさせ、利益を上げたとしている。
この部屋は平成24年9月に前大使名義で契約され、25年3月に現大使名義に変更。
玄関に「駐日ガーナ大使」と実名で掲げられていたが、外務省に届け出ていなかった。
山野井容疑者らは「大使館だから警察に捕まらない」といって客を募り、2億円以上を売り上げていたとみられる。
MSN産経ニュース
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