景気動向は明るいと住宅分譲市場は新築・中古とも活発で、商業施設の売り上げやホテル稼働率も好調だ。
円安でアジアの富裕層が都心部のマンションを買うことも増えた。
観光で日本の魅力を再発見すれば、住宅や投資用不動産の購入を考えてもらえる。
東京の再開発は日本橋は歴史と文化がある。
オフィスだけでなく、美術館もホールも住宅もある人肌の感覚が残る街づくりをしたい。
日比谷でも再開発計画がある。
(筆頭株主の)帝国ホテルでは近い将来、リニューアルの予定はないが、エリアの中長期的な将来像を考える勉強会は行っている。
スマートシティー(環境配慮型都市)の展開は一般的には電気を賢く使う街というイメージだが、千葉県柏市で進める「柏の葉」プロジェクトの概念はもう少し広い。
環境と共生し、新しい産業が起きる活力を生み出したい。
パッケージ化してスケールメリットが出れば海外展開も検討する。
商業施設の新機軸は当社は郊外型ショッピングセンターやアウトレットの先駆け。
最近はネットショッピングも普及し、安いだけでは来てくれない。
旬のテナントを入れたエンターテインメント性のある時間消費型施設を目指す。
カジノ構想が浮上している東京がアジアの主要都市より弱いのがコンベンション機能。
1万人クラスの国際会議場がない。
一般論として会議に参加した後の娯楽という観点からも、カジノは有力なコンテンツとなりうる。(藤沢志穂子)
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